2024/9/8
単純な難易度だけで言えば、僕の経験上では最も遡行が難しい沢だった。
延々と続く水路の中には、谷幅に見合わない量の水が流れている。植生が低い位置まで降りてきているため錯覚してしまうが、逃げ場はほとんどない。ゴルジュの狭間に、ビバークできるような安息な地もない。滝の登攀も小難しいものばかりで、一筋縄ではいかない。
日が傾き、沈んでしまいそうな時間まで遡行を続けていたが、最後にはとんでもない滝が現れて、撤退を余儀なくされた。結局、ゴルジュを抜けることは叶わなかった。
最後の滝の向こうには、何があるのだろうか。気になるところだ。
新登別大橋から見た登別渓谷。
延々と続く直線水路。
1m滝。
2m滝。
CS5m滝。
遡行を切り上げた滝。
おそらくこの谷の最狭部。
◎コースタイム
行程:日帰り
駐車地 4:50
〜入渓(新登別大橋の下流) 5:05
〜遡行終了(下降開始) 16:30
〜車道 18:10
◎遡行図
◎メンバー
ゴルジュスズキ、キム、リュウスケ(記)