LIFE LOG(紀伊半島彷徨クラブ)

紀 伊 半 島 彷 徨 ク ラ ブ

紀伊半島を中心に谷底を彷徨う

瀬場谷 吉野川水系銅山川(愛媛)

2024.8.4

車でのアクセスも良く沢100にも載っていて遡行記録も多い四国では有名な瀬場谷

 

彷徨クラブはゴルジュ突破、大滝登攀、大渓谷の本流遡行など高難易度な沢登りばかりをするヘンタイ篤志家的な集団と思われているかもしれない。

それは正解なんだけど、実は中には私のような一般的な沢登り愛好家も紛れていたりする。

彷徨クラブの精鋭達が怪物なら私はさしずめショッカーの様な下級構成員といったところだろう。

 

そんなわけで今回はいたって普通?な沢登りの記録を書き残そうと思い筆(スマホ)をとった。

過激な遡行記録の合間の箸休め的な感じで読んでもらえたら幸いです。

筏津坑のとても広い駐車場を利用する。トイレもありとても綺麗なのだがアブがたむろしている。

快便をかましていたところ私の股間にほどちかいやわらかい内ももを噛まれた。

東赤石山や八巻山の登山口が近くにあり利用者も多いようで車はそこそこ停まっていた。

 

 

県道47号線を瀬場谷出合まで数分歩き入渓。

橋から懸垂して入渓する記録もあるが左岸側の別子発電所の裏から回れば歩いて降りれる。

 

4段15mの美しい滝

こういう渓谷美に出会えるだけで楽しい。

 

 

 

八間滝50m

 

左側から中段まではフリーで登れる

 

沢100では右岸を高巻きとなっているが今回は登る事にした。

中段のテラスでロープを出す

テラスからは左にトラバース気味に登り水線のチムニーへ。最後は落ち口の水線を一旦跨ぎ落ち口の右側から抜ける。技術的に難しいところはなくシャワーを浴びながらの登攀が最高に気持ちよかった。

 

セカンドで登る沢登り2回目のタツ

ロープをだして滝を登るのは初めてだが臆することなく登ってきた。

 

セカンドビレイの練習

 

八間滝の上

 

八間滝の上流は連瀑帯

 

3m〜10m程度の滝が間髪入れずに次々に出てくる

遡行図の滝マークの数を数えたらなんと62個もあった

 

樋状の滝は登れず側壁のスラブから

乾きヌメリが多くホールドを探しながら確実に一歩ずつ登る

巨大チョックストーン

この時期なので仕方ないがアブは大量

終始ストーカーされる

 

ほとんどの滝が直登出来る

 

遡行図では第四の連瀑帯まで分かれているが滝が多すぎて今どの連瀑帯にいるのか、どれがどの滝だか全く分からない。

 

とにかく登れそうな滝は全部登っちまえばいいんだよという意気込みでひたすら水線へツッコむ。

 

全部の滝を載せると写真の数が膨大になるので主だったもの以外は割愛

 

ほどなくしてナメゾーン

水量はかなり少なくなってきた

 

が、最後までしっかり滝が出てくる

源頭の様相になったのでCo1350あたりで横切る登山道へ脱渓

 

そのまま登山道を下山しても良かったが時間もまだまだ余裕があったので八巻山へ

 

中四国の山では珍しい岩だらけの稜線

ロックガーデン

八巻山山頂

 

東赤石山山頂

 

登山道を下山

 

瀬場谷は登れる滝が多く、これでもかと滝が出てくる。ある程度基本ができた初心者を連れて行くにはもってこいだと思う。

八間滝を登り、他の滝も巻かずに登れば中級者もとても楽しめる。泳ぎは少なくゴルジュも無いので春や秋頃の遡行が良いかもしれない。

八巻山や東赤石山の稜線はかっこいいので行ったことが無い人は是非ピークまで詰めてみるのをオススメする。アブも少なくアケボノツツジが楽しめる5月がベストか。

 

6:30入渓 〜 7:30八間滝 〜 9:00第3の連瀑帯入口 〜 第4の連瀑帯 〜 10:30 Co.1210登山道 〜 11:15 Co1380脱渓 〜 12:00八巻山 〜 12:30東赤石山 〜 14:00下山

 

メンバー

くに(記)、ゲスト2名(くまさん、タツヤ)