小橡をウロウロ
地理院地形図に谷の名前の記載がない丸塚谷。しかし、詰まった等高線とネット上の僅かな記録に魅せられて、キムさんと訪れた。
小迫谷の近くの林道脇に車を停める。
少し下ってから谷底へ降りる。
河原を歩いていると、地形図にはない堰堤がいくつも出てくる。ここいら界隈の地形図があてにならないことがよくわかった。
丸塚谷の地形図上の河原区間には美しい小滝がいくつもあった。
地形図があてにならないことで良いこともある。
朝日が差し込まない滝。
鬱蒼とした紀伊半島らしくて良い。
紀伊半島の滝たちの日照時間は相当短いと思われる。
人は一生の3分の1は寝てるらしいが、紀伊半島の滝は3分の2くらいだろうか。
締縄でも巻きたくなるような巨岩滝。
お目当ての等高線が詰まった支流へと入る。
ハズレ感しかない水量とガレ。
一応覗いてみますか、と進んでいくと、珍しい形状のゴルジュ。
更に進むとお目当ての滝。
細いゴルジュへと落ちている。
キムさんがリードで突破。
事故もあった場所で私はかなりビビっていたが、水線を気持ち良く登れるので楽しい。
ガレを詰め、一応無名ピークを踏んでおく。
冴えないピークすぎて写真はない。
安直に、丸塚峰と勝手に名付けた。
帰りの林道では、ガードレールがキリストさながらの磔にされていた。
ほんの少し色づきを感じる山々。
やっぱり紀伊半島は最高。
愛しきマイホーム。
2023/9/30
メンバー:キムさん、リュウスケ(記)