2日連続、小橡をウロウロ
小橡川右又谷といえば、コンビニゴルジュであるクラガリ又谷が有名。しかし、それを超えるスーパーゴルジュと噂される谷が右又谷の支流にはある。それが、ハゴ谷である。
右又谷本流を遡行していた人が誤ってハゴ谷に入って、すぐに引き返した、、、。というブログ記事があるのだが、そのブログくらいしかハゴ谷の名前は出てこない。
これは気になる。紀伊半島彷徨クラブの名に賭けて、行かなければならない谷なのは、言うまでも無い。
クラガリ又谷の駐車場から右又谷を進むと、左岸側にハゴが出合う。
地形図と照らし合わせると間違いなくここが出合なのだが、ハズレ感しかない。
それでも、両岸の側壁はかなり高い。何かあるかもしれない。
淡い期待に応えてくれるかのように、暗いCS滝が現れた。
不気味さと威圧感が素晴らしい。
ワンコさんがリードし、突破。
綺麗な切れ込み。
CS滝から上はこれといった滝は出てこなかった。
しかし、どれも曲者で、ほとんどがCS小滝で超えるのは手間がかかる。
左岸に濡れた壁。
何故だかわからないが、惹かれるものがあった。本当に何故だかはわからない。
CS小滝。
CS小滝。
仏様がいそうな雰囲気な岩屋。
帰りはハゴ谷の2つ隣のカゲマタ谷を下降した。
カゲマタ谷は水がほとんど流れていないゴーロ帯で、遡行価値は無い。
熊の死体が転がっていて、大量のウジ虫が湧いていた。谷底で死ねば自分もこうなるのだろう。沢ヤに後悔のない死は無いのかもしれない。
これからも沢ヤとして谷底を彷徨い続けていきたいと思うが、亡霊として彷徨うことにならないように気をつけようと思う。
駐車場に帰ってきてクラガリ又谷を見たが、やはり素晴らしいゴルジュだった。
ハゴ谷は高い側壁を持つが、谷底が埋まってしまって水もほとんど流れていない。クラガリ又谷を超えるスーパーゴルジュとはいえないが、その陰湿さと泥臭さには惹かれるものがある。
2023/10/1
メンバー:ワンコさん、キムさん、リュウスケ(記)