LIFE LOG(紀伊半島彷徨クラブ)

紀 伊 半 島 彷 徨 ク ラ ブ

紀伊半島を中心に谷底を彷徨う

鈴鹿 西多古知大滝 登攀 の全て

鈴鹿の登れる大滝として有名な東多古知の百間滝。そのすぐ隣の谷にある西多古知大滝を登ってきた。

今回は糞真面目に詳細を記載する。


f:id:samayoic:20230709121828j:image

 

2023年7月

メンバー:がんちゃん、リュウスケ、ダイ(記)

 


f:id:samayoic:20230709122139j:image

この滝はアプローチがめちゃ楽。武平峠東口の駐車場から数分歩けば車道から見える。

 



f:id:samayoic:20230709123047j:image
西多古知大滝到着。前日の雨によりしっかり増水している。


f:id:samayoic:20230709122622j:image

前回偵察に来たときの写真。同じ滝とは思えないくらい水量が違う。

 

こんな水量で大丈夫か…と不安はあるものの登攀開始

 

f:id:samayoic:20230709124050j:image

登攀ルートはこんな感じ。図を見て分かる通りメインは1ピッチ目で、2ピッチ目はオマケだ。

以前からこの滝の登攀意欲がモリモリだったリュウスケに1ピッチ目を任せた。

 


f:id:samayoic:20230709124825j:image

まずは左岸側から右岸側へ繋がるバンドをトラバース。フリクションがかなり効くので難しくはないがひたすらシャワーを浴びる。

 


f:id:samayoic:20230709130205j:image

続いて凹角を直上したいがスタンスがない。アブミ使用で突破。


f:id:samayoic:20230709130359j:image

しかし難所は終わらない。細かいホールドスタンスに足を載せフリクションを信じ絶妙なバランスでジワジワと登る。流石ボルダリングジムの店員だ!

ここを超えるとやっと一息付けるテラスだ。

 



f:id:samayoic:20230709131110j:image

幸せテラスで少し休憩中のリュウスケ。

 


f:id:samayoic:20230709131237j:image

幸せテラスに別れを告げ、凹角へ入っていく。ここがこの滝の1番の核心かな。背中を押し付け突っ張りながら少しずつ登っていく。マジで疲れる。リード中のリュウスケも「あ゙っ」とか「んお゙ぉ」と喘いでいた。ここを抜ければシャワーから開放される。


f:id:samayoic:20230709131824j:image

シャワーから開放され、後は大テラスまで余裕かと思いきや甘かった。大テラスへの乗越しが結構悪い。フォローの二人はゴボウした。



f:id:samayoic:20230711221918j:image
1ピッチ目終了点の大テラスにてドヤ顔のリュウスケ

 


f:id:samayoic:20230711222120j:image

大テラスから見下ろす

 


f:id:samayoic:20230711222141j:image

2ピッチ目は私がリード。この吹き出す水線の下をくぐり左岸側へ行く。この横断は容易。

横断後は草付きを直上する。手掛かりにしようと木の根っこを引っ張ったら直径2メートルくらいの苔が剥がれてきた。それがロープに乗っかってしまい除去するのに労力が奪われた。


f:id:samayoic:20230711223257j:image

草付きを抜けると快適な岩登り。落口へ綺麗に抜けれた。


f:id:samayoic:20230711223326j:image

西多古知大滝登攀完了。記念撮影したがなんなモヤッとした写真になってしまった。

 


f:id:samayoic:20230711223509j:image

登攀完了だと思っていたら、がんちゃんがリードしたいと言い出した。大滝のすぐ上にある2秒で巻ける滝を西多古知大滝3段目ということにして、がんちゃんがリードする。めちゃくちゃ簡単だったけどがんちゃんが満足そうなので良しとする。

 

下山は大滝左岸側を適当に懸垂した。

 


f:id:samayoic:20230711223947j:image

下降後、滝行により汚れを洗い流し、清らかな心で帰宅。