LIFE LOG(紀伊半島彷徨クラブ)

紀 伊 半 島 彷 徨 ク ラ ブ

紀伊半島を中心に谷底を彷徨う

巻機 五十沢 下部ゴルジュ〜上部ゴルジュ

2023/9/1〜9/4 3泊4日

 


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ゴルジュの多民族国家

ゴルジュ紀行

ゴルジュ巡り

ゴルジュのフルコース

ゴルジュのサラダボウル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 ここまで長大なゴルジュ区間を擁する渓谷は他にはなかなか無いのではないだろうか。

 しかも、下部、中部、上部それぞれのゴルジュがそれぞれの個性を持ち、我々をもてなす。

 3泊4日。最終日、巻機山の笹が広がる草原も含め、最後まで尽きないVIP対応。

 まさに、ゴルジュの最高級フルコース。

 このコースを読者のあなたには少しばかりお見せしようと思う。

 魅惑のゴルジュストリートへようこそ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎下部ゴルジュ(1日目)


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遊歩道から見える側壁。

花崗岩の白い岩壁と青空が我々を迎える。
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程なくして不動滝。

堂々たる風貌である。

ここから始まるゴルジュ紀行。

最高の旅になる予感。
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夫婦滝。

陽の光が神々しい。

周りは岩壁に囲まれた空間。

この夫婦の愛の巣と言ったところか。

昼下がり、カーテンに差し込む陽光。

そんな幸せな光景が目に浮かぶ。

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落口。

素晴らしい間取りである。
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支流の滝。

美しい。
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取水堰堤に到着。
そこから遡行してきた下部ゴルジュを振り返る。
溜息のでる造形である。

 

 

 

 

 

 

 

◎中部ゴルジュ(2日目)

 


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中部ゴルジュ入口の滝。

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側壁は、大スラブ。
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谷は狭まる。

その胎内へと引き寄せられる。
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これぞまさにゴルジュ。喉。

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谷が屈曲した先の空間。f:id:samayoic:20230906231225j:image

見事なCS滝。

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中部ゴルジュを振り返る。
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自然の妙を感じられる奇景。
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幕営地は、巻機沢出合に懸かる滝の目の前にあるスイート。


 

 

 

 

 

◎上部ゴルジュ(3日目)

 


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上部ゴルジュの入口は瀞。
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瀞を泳いだ先にはCS滝。

瀞を泳がないと見られない。

ショッピングモールみたいな造りで楽しませてくれる。
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五十沢最狭ゴルジュへの入口の滝。

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滝上、その先は闇。
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暗くて狭いところは落ち着く。

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ここにいると、朝日に照らされた側壁がより美しく感じられる。
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また次のゴルジュ。
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上部ゴルジュ区間は狭くて暗い、陰湿なゴルジュが連なる。
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とうとう全てのゴルジュ区間を抜ける。
源頭付近の雰囲気が、旅の終わりが近づいていることを教える。




◎下山、特別コースのご紹介(4日目)

 

 

 


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幕営地から歩けば程なくして水は枯れる。

あれだけのゴルジュを形作る水は、もう無い。

分厚くて、字が小さい本を読み終えた後のような気分になった。

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笹と岩混じりの斜面を登り、快適に高度を稼いでいく。

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源頭の永松山山頂。

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巻機山へと向かう。
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笹の草原の祝福。
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登山道合流。

木道キモチェ〜。


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巻機山山頂から五十沢キャンプ場方面へ下山する。

南魚沼市が一望できる稜線。

道を駆け下りると、飛んでいるかのような高度感を味わえる。
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稜線を駆け下り、下山も後少しというときに遡行した谷底を見ようと下を覗いていた。
すると、対岸には真っ直ぐな切れ込みと、その内部には巨大な滝や挟まった巨岩が見えた。
どうやら、この界隈にはまだ他のコースが残されているらしい。

 

旅は終わらない。


 

 

 

メンバー:タスクさん、キムさん、リュウスケ(記)