LIFE LOG(紀伊半島彷徨クラブ)

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紀伊半島を中心に谷底を彷徨う

熊野川蛇和田の滝。登攀

この日は往古川の小木森谷へ行く予定だった。しかしどえらい寒波が来るとの事で、小木森谷は断念した。南紀なら暖かいだろうと熊野川の蛇和田の滝を登攀することになった。

日時:2022年12月18日 

メンバー:わんこ、ダイ

山域:紀伊半島南紀熊野川、蛇和田の滝

寒波の影響か雪がちらついていたが、見なかったことにして行動開始。

蛇和田の滝は、立間戸谷の二つ南にある小さな沢にある滝で、20mと30mの2つの滝で成り立つ。

 

20m滝は駐車地点から30秒くらいで到着。右岸側をわんこさんがリード。5秒くらいで登攀終了。1ピッチで終わる。特に難しくはない。

 

 

30m滝がこの滝の本体といった感じ。登攀ラインは左岸側。トラバース気味に落ち口へ向かっていく。ダイがリード。

全体的には難しくないが、最後に落口に乗り越す所でスタンスがない。どうしようかと岩を眺めていたら「私にスカイフックを掛けなさい」と語りかけてくるカチがあった。お言葉に甘えてスカイフックアブミを掛け全体重を預ける。ここは高度感があり最高に気持ちいい。30m滝1ピッチ目登攀終了。

 

 

 

30m滝の上段はわんこさんリード。左岸から巻こうと思えば一瞬で巻ける。しかし時間に余裕があったので、可能な限り水線に近いラインを責める。このピッチはハンマーカンマーを多用した。かぶり気味の箇所で足がなくアブミで突破。岩が脆く剥がれてきそうなので慎重にハーケンを打っていた。フォローで登った時に感じたが、体勢が悪く、ここで適切にハーケンを打てるわんこさんは流石だ。このピッチが終われば蛇和田の滝がすべて終了。

 

地味だけど、沢登り的な泥臭い登攀が楽しめるいい滝だった。

スカイフックに適したカチが多いので、スカイフックのゲレンデとして世界的に人気が出るのも時間の問題かもしれない。