大滝シーズンin?
この頃は、かなり冷え込んでいる。日中ならそこまででもないが、日の出ていない朝と晩はかなり冷え込む。
自分の持っているウェットスーツを総動員しても泳ぐと一瞬で震えてしまうし、前夜でどっかの公園か道の駅で飲んでいるときは、紀伊半島彷徨クラブパーカーを着ていないと寒い。
ちなみに彷徨パーカーは裏起毛で、着るとかなり暖かい。先月の半ばくらいにもらったのだが、そのときは暑くて着られないくらいだった。そんなパーカーが着れる季節になってしまった。
何より、連日沢に入るときに、前日の濡れた服を着るのが本当に憂鬱だ。寝袋に入ってホカホカに暖まって気持ち良くなっていたのに、わざわざ冷たい服で体温を下げてからスタートするのだから、なんともやりきれない気持ちになる。
こうなってしまったら、やることは大滝登攀だ。
そこで今回は、滋賀県最大落差で、まだ登っていなかった楊梅の滝へ行くことになった。
楊梅の滝は雌滝、薬研の滝、雄滝の三つの滝から成る滝で、総落差は76mにもなる滝である。
朝はゆっくりめで、比良げんき村の少し上にある、楊梅の滝の遊歩道の入口のところの駐車場を9時過ぎくらいにスタートした。
雌滝。
遊歩道を歩きだして5分もしないうちに到着。アプローチがかなり楽だ。
今回はそこそこ人が集まって、計6人にもなったので、2パーティに分かれて登攀することにした。
キムさん、ダイスケ、リョウさんパーティとワンコさん、ユウタさん、私に分かれた。
キムさんと私がリードして突破。
フォローがゾロゾロ登ってくる。
お次は薬研の滝。
私がとりあえず突っ込んでみたが、水流に隠れたホールドを探すのに苦心して手こずってしまった。
それを見たキムさんらのパーティはロープを出してはいたが、余裕で登れたらしい。ちょっと悔しい。
そして、雄滝。
三つの滝の中でも最も大きい。
ユウタさんとダイスケがリードする。
ユウタさんのラインは、立体的なムーブが多くて楽しかった。
ダイスケの方は以外とガバが多いらしく、快適に登れるらしい。
途中の立木でピッチを切る。
1ピッチ目の終了点から見下ろすと、ギャラリーのおばさんが何人かいた。
景観を損ねてさーせん。
2ピッチ目はキムさんとワンコさんがリード。
このピッチも沢登りらしい立体的なムーブが多くて楽しかった。
これにて、楊梅の滝の登攀完了。
時間に余裕があったので、ついでに獅子岩もサクッと登った。
日当たりの良い岩の上で、みんなでおやつを食べる。
天気が良く、琵琶湖が一望できて気持ち良かった。
雌滝はあれだが、雄滝は支点が取りやすく、程よく高度感もあり尚且つムーブも面白いので、大滝登攀の入門にはちょうどいい滝だと思った。
御在所の百間滝に次ぐ、彷徨クラブの大滝ゲレンデとなるかもしれない。
2023/10/22
メンバー:ワンコさん、ユウタさん、キムさん、ダイスケ、リョウさん、リュウスケ(記)