わらじ60周年、おめでとうございます。
前日はわらじの納山祭で、食って、呑んで、気づいたら26時。シブさんに、日本酒を紙コップ波々に注いでいただいたことだけは覚えている。ありがたき幸せ。
今日は、鈴鹿三大登れる大滝の1つの矢原川不動滝へ登りに行った。
総落差は100m以上もある、スラブの段瀑で、鈴鹿最大の滝。
ちなみに、鈴鹿三大大滝の他2つは、御在所にある百間滝と西多古地大滝である。その2つの滝は、私は既に登攀しているので、不動滝を登れば、鈴鹿三大大滝を制覇できるのだ。
鈴鹿は、沢登りを初める前から来ていたし、沢登りを初めてからも、私を大きく成長させてくれた場所で、思い入れがある。
ここでそれらについて書き初めると、連載ができてしまうくらいなので割愛するが、この矢原川にも思い出がある。
私が沢を初めたばかりの頃に、ワンコさんがユウタさんと私を連れて、ハーケンの打ち方を教えてくれて、リードの練習もつけてくれた場所なのだ。
そのときは、不動滝はただ見上げるだけで、登攀ラインを探るということすらできないレベルだったので、登れるかはよくわからなかった。いつかは登りたいなあと、ぼんやり思っていただけだった。
そんな滝に、今、ハーケンを叩き込めることに幸せを感じる。
1ピッチ目はクニさんリード。
クニさんに初めて会ったのは、岡山の大滝を登りに行ったとき。
岡山という沢登りがあまり盛んではない土地で、沢に対する熱を持っている姿には強い刺激を受けた。
いやらしいスラブを問題なく突破。
2ピッチ目はワンコさんリード。
ワンコさんには沢以外のところでもかなりお世話になっているし、沢屋としても多くを学ばせてもらった。というか、まだまだ全然学びきれていない。
1ヶ所悪いが、難なく突破。
3ピッチ目は私がリード。
上の2人以外にも感謝を伝えたい人はたくさんいる。
一人ひとりに手紙でも送りたい気分だが、流石に痛い奴が過ぎるので、やめておく。
最上段の最終ピッチも私がリード。
水流左の草付きを登ろうとしたが、草付きに全体重を預ける程の信頼がおけなかったのと、プロテクションがロクにとれていなかったのもあって、左の灌木に逃げた。
灌木からは巻き気味に登った。
核心部を良いラインで登れなかったのは悔しいが、判断は正しかったと思う。
草付き登攀のレベルが低いということが確認できたのと同時に、冷静な判断を下せた自分に成長を感じられた。
でもやっぱりくやちい。
下山後は、PS純金で有名なびっくりやに行き、ユウタさんも合流して爆食。
2023/11/26(日)
メンバー:ワンコさん、クニさん、リュウスケ(記)