はじめてのきゃにおにんぐ
自称、日本で3番目のキャニオニアで沢屋のタスクさんと、キャニオニングのガイドで田中彰さんの弟子というタクマさん。
今回はこの心強い2人に、紀伊半島彷徨クラブの面々をキャニオニングに連れて行っていただいた。
沢登りでは近寄ることができないところにもいけるキャニオニング。以前から興味があって、それを体験できるのは、とても贅沢なひとときでした。
岩井谷を源流から下降すると日帰りでは厳しいので、今回は三平滝から銚子川本流までの区間を下降する。
入渓点にあった滝。
形、水量ともに素晴らしい滝。
この滝をレーダーチャートに落とし込めば、牛乳ありのコーンフレークと同じくらいバランスの取れた六角形になるだろう。
メルカリで買ったセミドライでパツパツのがんちゃん。
11月も末なので、防寒対策はしっかりと。
セミドライスーツが最適だが、私は持っていなかったのでウェットスーツを何枚も着込んで臨む。
しかし、ウェットだと水に浸かっている間はさすがに寒かった。
三平滝落口。
三平滝落口から下の釜。
周囲の岩壁は100mは優に超える高さで、この滝を包む。
この岩壁に隠されることによって、滝本体を秘めたるものにして、より美しく魅せている。
三平滝。
こんな大きな滝をワンピッチで降りれて、しかも登りでは近寄ることができない水流に肉薄できることに感動した。
釜の水面は波がたっていて、ロープを抜いたあとの泳ぎが私にはギリギリでかなり辛かった。
曲がった先は堰堤。
暗いCS滝。
今日は三平滝がメインで他にめぼしいところは無いと思っていたが、こんなすごいところがいくつも出てくることになる。
銚子川本流手前の最後の滝。
初心者4人を連れているのもあって、なんだかんだ結構時間がかかってしまい、本流に戻れたのは16時くらいに。
はじめてのキャニオニングは沢屋の自分としては、新鮮で、かなり充実した1日になった。
もっと技術を習得できれば、行ける谷の幅が大きく広がるのは間違いない。とても良い勉強になった。
タスクさん、タクマさん、ありがとうございました!!
2023/11/23
メンバー:タスクさん、タクマさん、がんちゃん、ユウタさん、キムさん、リュウスケ(記)